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コラム

『横綱朝青龍』

以前に「成人式の講演が成立しない」という問題が起こった事があった。あの 当時、私は記念講演に行って、携帯電話を使用している参加者に注意した事があ った。講演終了後に、驚いた事に彼は仲間3人と一緒に私の控え室に謝罪に来た 。事情を聴いてみたら彼自身には罪の意識はなく「軽い気持ちで着た電話に出た 」との事。要するに躾教育を受けていない結果だった。

朝青龍が骨折の診断書を相撲協会に提出して地方巡業を休場予定にしながらモ ンゴルでサッカーをやっていた事で、8月1日相撲協会は朝青龍に対し年内の2 場所出場停止と自宅謹慎処分(高砂部屋と病院への外出は認める)にした。今回 の事のみならず朝青龍には目に余る行動が多かった事も考慮されたようだ。私は 当初「一人横綱だから自分が居なきゃ協会も困る」との読みからの行動だと思っ て居た。事実協会の対應も及び腰だった。しかし白鵬が横綱になっても朝青龍の 行動は変わらず協会の対應が変わった。となると朝青龍の行動は何だったのか? 計算ずくではなかったと言う事になる。                   

報道には出て来ないが骨折の診断書を書いた人物の特定と発表がないと納得が 行かない。あの診断書の内容はモンゴルでのサッカーに結び付かない。虚偽の診 断書を書いたとなれば明らかな医師法違反だからだ。

朝青龍も上記の成人式の講演の際の携帯電話にしても考えあっての意図的な行 動ではない。このような場合の特徴として処分に対する困惑が挙げられる。相撲 ファンからはフテブテシ横綱に見えたかも知れないが当人はそんな気は無かった のである。つまり朝青龍の言動を非常識だと思った人の文化と朝青龍の文化が違 うのである。勿論朝青龍に躾教育を怠った高砂親方の責任は重い。

今後だがこのままの処分が続いた場合(本稿執筆は8月7日15:16)自殺 が最悪の事態だ。一旦帰国させるのが妥当な措置のように思える。

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