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『浦島太郎と熟年離婚
』
友人宅へ遊びに行った。彼の幼稚園児の御孫さんxちゃんに好かれてしまい
「本読んで」と私を放さない。友人は私との楽しみにしてた歓談と孫の要求の
板挟みとなった。「お前この前童話読んでやったろう。矢張り巧いよな、
xはすっかりお前の朗読のファンになっちゃって俺が読んでももう駄目なんだよ」と言い出した。
「オダテテも駄目だぞ」とは言ってはみたものの、友人の孫可愛さは解るので、御孫さんの要望に應えた。
今回読んだのは浦島太郎。読み終わってから浦島太郎が私の頭から離れない
。名称は違えど浦島太郎が初登場するのは「日本書紀」だ。恐らく大陸から
伝わった話をアレンジし
たのだろう。私はこの話が示唆してる事に思いを馳せた。
竜宮城での生活は恐らく若い頃から没頭した内容だろう。竜宮城での生活は
、人によって仕事であったり趣味であったりだろう。仕事や趣味に没頭してい
た人間がふと我に返って
周囲を見渡すと熟年離婚や子供達からも見捨てられた哀れなオヤジになって居り
、自分の価値観が全く通用しない世界になっていた。加齢を忘れて若いと思っ
ていたのに、若いのは気
だけで肉体は老人になっていた。こんな解釈をしてみた。私も浦島太郎にな
らぬよう気を付けよう。
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