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コラム

『不可解な電話 』

今週号の週刊プレイボーイの新聞広告に「医者に行けない日本人」が急増中! と大きく載っている。この横に小さく無保険・未納480万世帯! 病気、ケガでもガマンするだけ?とある。

私はこの広告を見てピンと来る物があった。先週12日の18時近くの事だ った。幕張のホテルニューオータニで産経新聞「正論」の講演を終え、我孫子 の友人宅へ向かってる最 中に車載電話が鳴った。私は運転してなかったので電話に出ると「県立淡路病 院です」と言って間があった。初めて聞く病院名だった。この病院には知り 合いの医師も患者も居ない。 すると今度も女性の声で「県立淡路病院の会計課です。xxさんですか ?」と言った。聞いた事もない苗字だった。私は自分の正体を明かした上で この車載番号は20年以上も使っている旨を説明。 相手もすぐに納得してくれた。 「淡路ってあの阪神淡路大震災の淡路ですか?」「そうです」「患者さんが認知症でデタラメな番 号書いたら、私の車載番号だったんでしょうか?」 「違いますね」と即答だった。多分故意にデタラメな番号を書いたら、 それが偶然私の車載番号だったのだろう。察するにこの 患者は治療費が払えなく て後日と言う事で病院を出たのだろう。私は小学校2年生の時に見た石原裕次 郎さんの映画を思い出した。牛原陽一監督の「山と谷と雲」だったんじゃない かと思うが題名は定かではない。 それなのに、1シーンだけを鮮明に覚えている。裕次郎さんが目の手術で入院。 治療費の3万3千円に驚き退院前日に病院を脱出するシーンだ。

迷惑電話には違いないが、患者の事情を察すると腹は立たなかった。 現代は昭和34年の社会状態、経済状態に戻ってしまったのか!

政府の「景気回復」が戦中の「大本営発表」と何等変わりないような気がして ならない。「景気回復」の実感が湧かないのは私だけだろうか?

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