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『文豪の味を食べる』
友人のJ.C.オカザワが書いた新刊書のタイトルが「文豪の味を
食べる」だ。先週発売になったばかりでJが送ってくれた。
作家を明治、大正、昭和生まれに分類してある上に
著名人、文化人、芸能人の項目もある。毎日コミュニケーションズから840
円+消費税で発行。森鴎外や夏目漱石から石原裕次郎、美空ひばりまで幅広い
掲載だ。
飲食に関するJの著作が秀逸なのは、Jの深い洞察力と博識さが根底にあるか
らだ。従って単に何処そこのxxが旨いと言った浅薄な書物とは一味も二味も
違う。取り上げてある飲食店の歴史や食材の産地にまで触れてるのが何よりもJの人間の幅を感じさせ
る。
本書では文豪の知られざる側面の記述もある。例えば川端康成と三島由紀夫
の交流や三島事件に関してのJ独自の見解も展開され説得力に富んでいる。
また直木賞や芥川賞選考の
舞台裏にも踏み込んでいて中々興味深い。食欲ばかりでなく知的好奇心もそそ
られる一冊に仕上がってる。
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