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コラム

『過ぎたるは、、、』

私が小学生低学年の頃、アメリカのTVドラマで「ビーバーちゃん」や「うち のパパは世界一」があった。この中の朝飯シーンで卵が2つ付いてるのに仰天 したし、子供心にも「こ んな国と戦争しても勝ち目はない」と痛感したものだ。当時の日本では卵は貴 重品で、病院へ御見舞に行く際の手土産が卵だったし、新婚旅行の見送りには生 卵の差し入れが定番だっ た。さしずめ当時の卵は現代のユンケルさながらだった。真偽の程は知らな いが終戦後マッカーサーがGHQ最高司令官として来日。GHQ本部に近い帝 国ホテルがマッカーサー の朝飯用卵の調達に苦労したと言う話を聴いた事がある。

小学校の家庭科では成人男子1日の摂取カロリーを2400Kcalと習った。  

六本木のロアビル内で開業してる新赤坂クリニックの松木康夫前院長(古希を 境に御子息に禅譲)から興味深い御話を伺った事がある。松木先生が昭和30 年にフルブライトでアメ リカへ留学された時の事。日本から持参した解剖用の鋏が2〜3日でボロボロ になったそうだ。当時の日本の工業力や材質の問題もあっただろうが、アメリ カ人の血管が針金のよう に硬くなっていたからだそうだ。

アメリカに追い付け追い越せで、朝飯に卵2つ食べられるようになったら、血 管まで同じになったと20年程前に松木先生から御聴きした。年齢にもよりけ りだが、中年以上で頭脳 労働中心だと1日2400Kcalは多過ぎる気がする。皮肉な話だが、健康に は粗食が一番良さそうだ。

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