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『引退とアドレナリン』
某社での仕事を終えると、そこに勤務する大学の同級生Aが現れ昼飯を食おう
と言う。食事中の彼との談話は興味深かった。
私は悠々自適な隠居を最高だと思っていた。しかしAの話しを聴いていて自分
の考え方が無理だと知った。
子供でも知ってる有名なX社は退職金が高額なのだそうだ。しかし悠々自適な
引退生活を送って3年で逝去する人が多いとの事。Aの分析では今迄張り詰め
ていた気力が途切れる
とアドレナリンの分泌が低下して疾病に対する抵抗力が低下するからだそうだ。
そこで私はアメリカンジョウクを思い出した。神様から好きな褒美をやると
言われた男が一生困らないだけの金が欲しいと言い、神様が應じた。 しかしそ
の金額が少ないと男が
言うと神様はこう言った。「これでも使い切れなくて余るぞ。 だってお前は
明日死ぬんだから」
人間は生涯働くようにできてるらしい。
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